【こんな人におすすめ】 ・イタリア旅行を計画している ・ヴェネツィアに興味がある

こんにちは、とんぼ夫婦です
世界的人気を誇る「ヴェネツィア」は、周囲を海に囲まれ、カラフルな家々や歴史的建造物が並ぶ街
マスカレードの仮面舞踏会や豊富な海産物が取れることでも有名です。
まさに「水の都」の名にふさわしい場所です。
そんなヴェネツィアは、度々水害に襲われ、近年ではその様子がSNSなどを通して拡散されました。
“数十年後、ヴェネツィアは海の底に沈むのでは”という憶測も飛び交っています。
今回は、そんな水の都「ヴェネツィア」をご紹介します。
この記事は、1ヶ月ヨーロッパをまわったとんぼ夫婦が書いています。 筆者について知りたい方は、自己紹介記事・Instagramをチェック!
ヴェネツィアについて

気候
僕らが訪れたのは、4月末。
この時期のヴェネツィアは、まだ肌寒いです。
この日の朝は曇っていることもあり、長袖にウルトラライトダウンで、ちょうど良い気候。
昼になり日も出てくると、ダウンは脱いでも大丈夫は気温まで上昇しました。

体温調節のしやすい服装で旅行しましょう
ヴェネツィアの朝
8:03、近隣の町「ヴィツェンツァ」を出発し鉄道で海の上を走り、僕らは「ヴェネツィア」に入りました。
駅を一歩出ると潮の香りが漂ってきます。
そして、目の前にはカラフルな建物やゴンドラの浮かぶ水路が飛び込んできます!


この景色だけで来た甲斐があったと思えます
そして、次に目につくのは大きなカモメたちです。
このカモメ、かなり人慣れしており、人の頭に向かって飛んできます。
食べ物を持っている人は注意です(笑)
朝市
ヴェネツィアは、朝市も有名です。
街を散策していると果物や野菜が並ぶマーケットが出ていました。
パン屋さんやスーパーも朝早くから営業しています。
スイーツもたくさん売られていました。
ここでしか食べられない料理がいっぱいあります。

“観光地のスーパーや市場は物価が高いのでは”と予想していましたが、どれもお手頃価格。
イタリアの他の地域と変わりありませんでした。
観光してみた!【観光スポット編】
いざ散策開始!
道が狭いので、人の流れに身を任せていたら地図無しでもどこかしらの観光スポットに着きます(笑)
リアルト橋

ここは、かなり人気のスポットで朝から多くの人が集まっています。
それもそのはず。この橋の上から見るヴェネツィアは最高の眺め。
まるで、おもちゃの世界です!
近くにはゴンドラ乗り場もあるので、気になる方は行ってみましょう。
※下の写真に橋はリアルト橋ではありません。

サン・マルコ広場

ここには、サン・マルコ寺院や鐘楼、ドゥカーレ宮殿などの歴史的建造物が集まっています。
どの建造物も内部を見学することができ、長蛇の列になっています。
また、広場では音楽家の生演奏が流れていて、まるで自分が宮殿に招待されたような気分になりました。
溜息(ためいき)の橋

サン・マルコ広場を抜けると、すぐ近くにまた人の群れが…。
ここにあるのが、「溜息の橋」。
この橋を渡った罪人は、二度とこの世に戻ってこれないと言われ、この世に別れを惜しみ溜息をつくことが名前の由来だとか。
観光してみた!【グルメ編】
お昼が近づくと観光客も増え、多くのレストランが営業を始めます。
ヴェネツィアは海産物が有名です。
ヴェネツィア観光の際は、是非ご賞味ください。
海産物

「ムール貝のパスタ」と「イワシのサオール」です。
「イワシのサオール」はヴェネツィアで定番の前菜です。
酸味が効いており、日本でいう“南蛮漬け”に近かったです。
これが、かなり美味しい!
多くの日本人が抵抗なく食べられると思います。
アランチーニ

この食べ物の名前は「アランチーニ」。
見た目はコロッケですが、中に入っているのはリゾットでした。
イタリアでは、メジャーな食べ物のようで、色々なパン屋さんに売ってありました。
朝は肌寒かったので、熱々のアランチーニが体にしみます。

意図せず、ヴェネツィアで米が食べられるとは(笑)
歴史的背景
ヴェネツィアの道は狭く、建物同士は密集。
視界が開ける場所が少なく、歩いていると方向感覚を失います。
かなり入り組んでいるため、地図アプリを使っても、自分がどこにいるのか本当に分からなくなりますよ(笑)

まるで迷路だ…💦
そうして歩き回っていると思いがけず、良いフォトスポットを見つけたりします。
そういう巡り合わせを求めて散歩するのも楽しいでしょう。

どこから見ても、カラフルな家々を見ることができます。
街全体がカラフルな理由
ですが、どうしてこんなにカラフルなんでしょうか?
そこにはちゃんとした理由があるのです。
ヴェネツィアは、昔から漁業の盛んな街として栄えてきました。
その漁師さんたちが霧の中でも自分の家に迷わず帰れるように、という理由で目立つようカラフルな色で塗られているのだそうです。
そのため、隣同士の家は必ず違う色で塗られているのだとか。

世界的な観光スポットに成長した背景には、
漁師さんを思う優しい心があったんですね!
まとめ
SNSを探せば、ヴェネツィアの映像は数多く見つかるでしょう。
しかし、この場所に来ないと分からない匂いや、感じとれないスケールの大きさがあります。
是非みなさんも現地へ行きましょう!
この人情味あふれる優しい街が、海の底に沈まないことを願っています。
コメント