【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルグローバルパスってなに?ぶっちゃけお得なの?|金額から1等車と2等車の違いまで解説

ユーレイル
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【こんな人におすすめ】
・ヨーロッパ周遊を考えている
・格安でヨーロッパをまわりたい
・ヨーロッパで鉄道の利用したい

こんにちは、とんぼ夫婦です

「ヨーロッパ周遊の旅」と聞くと、
“いいな~、羨ましいな~”と思っちゃいますよね。

実際にヨーロッパを周遊、あるいは数カ国を訪問する手段として鉄道か飛行機が一般的です。

両者とも安くはないだろう、と想像できますよね。

しかし、鉄道旅行に関しては、格安で利用できる制度があります!

その名も“ユーレイル グローバル パス”

今回は、僕らが実際に利用した経験をもとにユーレイル グローバル パスについて解説します。

この記事は、1ヶ月ヨーロッパをまわったとんぼ夫婦が書いています。
筆者について知りたい方は、自己紹介記事Instagramをチェック!

ユーレイルグローバルパスとは

ヨーロッパ間は陸続きの国が多く、各国間を移動しやすいように鉄道網が発達しています。

驚くことに、島国であるイギリスもフランスのパリと鉄道で繋がっているのです。

ユーレイル グローバル パスを使うと、一定期間ヨーロッパ33ヵ国の列車が自由に乗れるようになります。

このパスを持っていると、各国間の移動のみならず、各国内の鉄道も利用することができます。

ヨーロッパを数カ国まわりたいという旅行者の強い味方ですね!

注意点として、全ての駅・全ての鉄道が利用できるわけではありません。

ユーレイルのアプリより駅名を検索することで、利用できる駅か調べることができます。

パスが有効な鉄道会社については、ユーレイルパスの本ホームページを参照してください。

しかし、観光地としても有名な主要都市は、間違いなく網羅されています。

イギリス・フランス・スイス・イタリア・ドイツを旅行して、不便はなかったです!

もし、1カ国にのみ長期で滞在するのであれば、ヨーロッパ各国は独自の鉄道パスを販売しているので、そちらを検討すると良いです。

メリット

国から国への移動は、飛行機に比べ、鉄道の方が安いです。

また、パスを持っていると期間内であればどれだけ乗っても料金は変わりません(区間によって別途で予約料が必要です)

ヨーロッパ33カ国の鉄道会社で利用可能です。

鉄道をたくさん利用する人は、購入しておいた方が良いでしょう。

さらに、ロンドンの“エリザベス線”と呼ばれる地下鉄でも利用可能でした。

鉄道の利用機会が多い・長距離移動をする・旅行期間が長いといった人にとっては、とても便利です!

デメリット

国と国をつなぐ鉄道は、完全予約制の鉄道も多いです。

これは日本の指定席とは違い、予約券がないと鉄道に乗ることができません。
(※予約が必要かどうかはユーレイルアプリで教えてくれます。)

つまり、パスとは別にネットか現地の窓口で予約を取る必要があります。

駅員さんにパスを見せたら分かってくれるので、窓口での予約は難しくありませんでした。

ネット予約した場合は、送られてくるPDFを紙に印刷しなくてはいけません。現地でネット予約した時は、ホテルのフロントで印刷してもらえました。

予約には別途料金が発生してきます

予約にかかる料金は€13~35以上/人と幅広いです。

利用距離や鉄道の等級に応じても変わることがあります。

ちなみに、イタリア国内はほぼ全ての鉄道が完全予約制を導入しています。

【ヨーロッパの鉄道予約について】
【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルパスの使い方|完全予約制って?どうやって予約とるの? – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)

判断が難しいですよね。
僕らは1ヶ月で5か国を旅行しました。
飛行機で移動したとしても、結局は国内での移動に鉄道や地下鉄を使うことになります。それを考えると、鉄道の予約料をあわせても飛行機より安く済みました。

旅行中、鉄道の利用頻度が低い人はよく検討してからパスを購入しましょう。

金額

年齢利用期間車両の等級に応じて金額が異なります

購入時の為替によっても金額が変動するので、ご自身の旅行に合ったパスを購入しましょう。

・1等車の料金表(※あくまで目安)

有効期間大人シニアユース
15日間€590€531€443
22日間€690€621€518
1ヶ月間€893€804€670
2ヶ月間€975€878€731
3ヶ月間€1202€1082€902
↑2020年1月現在の掲載料金です。価格は変わる可能性があります。ご自身でユーレイルパスの本ホームページを参照してください。

・2等車の料金表(※あくまで目安)

有効期間大人シニアユース
15日間€443€399€332
22日間€518€466€389
1ヶ月間€670€603€503
2ヶ月間€731€658€548
3ヶ月間€902€812€677
↑2020年1月現在の掲載料金です。価格は変わる可能性があります。ご自身でユーレイルパスの本ホームページを参照してください。

ここからは、年齢の区分や車両等級について詳しく解説します。

年齢

年齢は、3つの区分に分かれます。いずれも、パス使用開始時の年齢をもとに分けられています。

1.大人
最も基本的な区分で、28~59歳の方が該当します。

2.ユース
12~27歳の方が該当します。大人料金に比べて、割引が適応されます。
日本で言うところの、“学割”みたいなものですね(学生である必要はありません)。

3.シニア
60歳以上の方が該当します。これも、日本で言う“シニア割”のようなもので、大人料金より安く利用することができます。

仮に、26歳の人が大人料金でパスを購入しても問題はありません

利用期間

利用期間は、15日・22日・1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月の5つです。

期間が長くなるのに応じて、料金が上がっていきます。

パスの有効期限は、旅行開始日ではなく、最初にこのパスを利用した時(正確には、アプリ上で“アクティベート”した瞬間)から開始になります

“アクティベート”とは、有効という意味で、アプリの選択画面でボタンを押すとアクティベートされます。。

⇩ タップすると…

仮に、25日間の旅行を予定していると想定しましょう。

1ヶ月分のパスを購入すると、5日分の有効期間が無駄になってしまいます。

ヨーロッパに到着した初日や、旅行の最終日ギリギリに他の国に移動する人は少ないでしょう。

3日目に初めてパスをアクティベートし、最終日はパスを利用しないとした場合、22日間のパスで済みます。

期間が長くなると値段が大きく変わってきます。長すぎるパスを購入した場合、むしろ損する可能性が高いです。

大まかでもいいので、
先に旅行の計画を立ててからパスの購入を検討しましょう。

車両の等級

ヨーロッパの鉄道は予約が必要な列車も多く、自分の乗りたい鉄道に必ず乗れるわけではありません。

そのため、1等車に空きがあるのに2等車は空きがないということや、その逆がよく起こります。

1等車のパスを購入した人は、2等車も利用することができます。

しかし、2等車のパスで1等車に乗ることはできません。

どちらのパスを買うか検討する必要があります。

・1等車
2等車に比べ、一人分のスペースが広いです。

普通は、2人or4人のボックス席が一般的です。

写真はスイスで乗った1等車でややトリッキーな形をしています。

また、区間や時間帯によっては、無料で食事やお菓子を提供してくれる場合があります。

写真はイタリアで乗車した時の食事です。

利用回数や移動距離が多くなるほど、金額面でのメリットが大きくなります。

たくさんの国へ行く予定の人は、1等車にすることをおすすめします。

・2等車
1等車より安価で利用できます。

一人分のスペースは、やや狭くなります。

4人のボックス席だと知らない人との距離が近くなりやすいです。

また、荷物を盗られないようにしたいと考えると、荷物を自身の座席のそばに置くことになります。

入り口付近に、荷物置きの棚もありますが、乗客全員分を乗せる広さはないです。

僕らは1等車を利用しました。
鉄道旅行は予想以上に疲れるので、ゆっくり休めて良かったです!

まとめ

予約を取ったり、鉄道で移動する中でも、“日本と違うな~”と感じさせられるポイントがいくつもありました。

新しい経験は、僕らに色々なことを教えてくれます。

鉄道旅行のハードルは全く高くありません。気になる方は、ぜひ挑戦してみましょう♪

【こちらの要チェック!】
【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルパスの使い方|完全予約制って?どうやって予約とるの? – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)

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