【こんな人におすすめ】 ・イタリア旅行を予定している ・ヴェネツィアのホテルが空いてない ・他の地域にも観光に行きたい

『ヴィチェンツァ』という町を知っていますか?
『ヴィチェンツァ(Vicenza)』は、観光名所としては知られていないものの、鉄道で気軽にミラノやフィレンツェ・ヴェネツィアへ出かけることのできる、とても立地の良い場所です。
僕らが訪れたイタリアの町の中でも、一番穏やかな雰囲気を感じた場所でもあります。
イタリア観光の拠点のひとつにしてみてはいかがでしょうか。
この記事は、1ヶ月ヨーロッパをまわったとんぼ夫婦が書いています。 筆者について知りたい方は、自己紹介記事・Instagramをチェック!
ヴィチェンツァとは
『ヴィチェンツァ(Vicenza)』は、イタリア北部にある小都市です。
観光都市ヴェネツィアまでは鉄道で約45分。
日帰りでの観光も気軽に行える距離にあります。
ヴィチェンツァは“パッラーディオの町”という異名を持っています。
その昔、「お隣のヴェネツィアに負けてはならん」と奮起したパッラーディオさんとその弟子が、懸命に宮殿などを造ったそうです。
彼の面影は今も残っています。
そのひとつが『オリンピコ劇場』。

「オリンピコ劇場」は、16世紀に造られた世界最古の屋内劇場で、今でも多くの観光客が足を運んでいました。
気候
2023年4月末のイタリア北部は、長袖シャツ1枚でちょうど良いほど暖かいです。
公園には“野ウサギ”がいて、とてものどかでした。

雨が降ると寒くなるので、上着を持って行くのがおすすめ
治安
駅の近くには学校もあり、こども達が多いことからも治安の良さが伝わってきます。
イタリアは、都市部や観光地の周辺になるほど物乞いやホームレスの人が増え、夜で歩くのが不安になります。
その点、ヴィチェンツァは安心して過ごすことができました。
物価
2023年4月末の時点では、イタリアの物価はEU圏内でも良心的な方だと感じました。
観光地の方が物価が高いのかなと思っていましたが、イタリア国内での物価の差は特になかったです。
都市部に比べると、大きなスーパーがなかったので、営業時間はしっかり確認が必要です。

スーパーに昼休み時間があり、その間営業していないのは驚きでした(笑)
ヴィチェンツァから観光地へ

ここからは、具体的な都市名を挙げて、ヴィチェンツァからの移動を考えてみましょう。
長距離移動に適したイタリアの鉄道「トレニタリア(fs)」を使う前提で話を進めていきます。
「トレニタリア(fs)」は、上の写真のような赤い窓口が目印です。
ヴィチェンツァ ‐ ヴェネツィア

移動時間は約45分。
観光シーズンは、なかなか近場のホテルが見つかりにくいでしょう。
その点、『ヴィチェンツァ(Vicenza)』はヴェネツィア観光の拠点におすすめ!
観光地は人が密集するので、思っている以上に疲れてしまいます。
穏やかな町に宿をとり、ゆっくり休憩して快適な海外旅行にしましょう♪

海外旅行は体力勝負です!
休息が大切!
【ヴェネツィアの詳しい記事】
●【ヴェネツィア観光】おすすめの観光名所やグルメからヴェネツィアの歴史的背景まで – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)
ヴィチェンツァ ‐ ミラノ

移動時間は1時間40分~2時間。
ミラノの「ドゥオーモ」や「ガッレリア」といった観光地はミラノ中央駅から徒歩圏内で、歩いて観光することが可能です。
ガッレリアにある「牡牛のモザイク画」の上でまわると幸運が訪れるそうですよ♪

【ミラノの詳しい記事】
【ミラノ観光】ガッレリア|豪華なアーケードで一回転すると幸せに⁉ – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)
ヴィチェンツァ ‐ フィレンツェ

移動時間は2時間弱。
フィレンツェには、「アカデミア美術館」「ウッフィツィ美術館」「サン・マルコ美術館」といった観光スポットがあります。

有名な「ダヴィデ像」はアカデミア美術館にありますよ!
また、フィレンツェからは『ピサの斜塔』まで鉄道で行くことが可能です。

ヴィチェンツァからピサまで日帰り旅行というのは難しいですが、ヴィチェンツァとフィレンツェを拠点とすれば、イタリア北部の都市へほとんどアクセスできます。
【ピサの斜塔に関する記事】
【ピサ観光】ピサの斜塔|チケットの購入方法から手荷物ロッカーの使い方、写真撮影のポイントまで – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)
ヴィチェンツァ ‐ ローマ

イタリア最大の都市だけあって、たくさんの人で賑わっています。
ヴィチェンツァからは、4~5時間。
さすがに日帰りは難しいですが、旅程の内の1日を移動日と考えれば、余裕をもって行動できるでしょう。
【ローマの詳しい記事】
【ローマ観光】コロッセオ|内部見学の予約方法から歴史的背景まで – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)
賢くイタリア旅行するために

イタリアには数多くの観光都市があります。
せっかくなら、全部まわってみたいですよね。
『ヴィチェンツァ(Vicenza)』からも、ヴェネツィアをはじめ、イタリア国内のほとんどの都市へ出向くことが可能です。

ここで、イタリア旅行での注意点!
イタリアの鉄道は、完全予約制という制度を導入しています。
これは、日本の新幹線の予約席とは違い、予約をしないと鉄道に乗ることすらできません。
観光シーズンは鉄道利用者が多く、観光地への予約が埋まりやすいです。
また、ホテルもなかなか空室が出ないでしょう。
そういう場合は、観光地の近場の町に拠点を置き、日帰り旅行のような形で観光することがおすすめです。
【イタリア鉄道の完全予約制について】
●【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルパスの使い方|完全予約制って?どうやって予約とるの? – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)
まとめ
ヴィチェンツァは、僕ら夫婦のお気に入りの町のひとつです。
機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。
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