『ピサの斜塔の楽しみ方』チケット購入・入場予約・手荷物ルールを分かりやすく

イタリア
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【こんな人におすすめ】
・イタリア旅行を予定している
・ピサの斜塔の楽しみ方を知りたい
・チケット購入の方法を知りたい

『ピサの斜塔』は、世界的なフォトスポットとして多くの観光客から親しまれています。

塔の傾きを最大限に感じるためには、実際に塔に登ってみることが一番。

この記事では、チケット購入や手荷物に関するルールなど観光に大切な情報を、僕らの体験をもとに記しています。

この記事は、1ヶ月ヨーロッパをまわったとんぼ夫婦が書いています。
筆者について知りたい方は、自己紹介記事Instagramをチェック!

『ピサの斜塔』

世界遺産『ピサのドゥオモ広場』には、大聖堂や洗礼堂、納骨堂などの施設があります

そのなかの1つが『ピサの斜塔』として世界中に知られている真っ白な大理石で造られた塔です。

ここにある鐘の音は、大聖堂で行われるミサの始まりと終わりを知らせます。

この町(ピサ)出身の建築家ボナンノ・ピサーノによって1173年に建設を開始。その後、倒壊を防ぐための工事が行われ、2001年から再び一般公開されています。

高さは55mを越えます。
今にも倒れてきそうですよね!

『そもそも、なぜ傾いているのでしょうか?』

調べたところ、“地盤の弱さ”が原因だとか。

特に南側の土質が柔らかく、大きく沈んでしまったようです。

地質学者の見解では、この先300年は心配ないそうです。

とりあえず、ひと安心(笑)

アクセス

ここでは2つの最寄り駅を紹介します。

また、ピサに行く人の中にはフィレンツェに宿をとる人も多いので、フィレンツェからのアクセスについてもお話しします。

ピサ中央駅(Pisa Centrale)

フィレンツェから「ピサ中央駅(Pisa Centrale)」までは、鉄道で約1時間30分程度。

乗り換えなしで向かうことができます。

ピサ中央駅からは徒歩25分ほどで到着します。

歩いていく途中でもピサの美しい街並みを楽しむことができます。

Pisa S.Rossore駅

「ピサの斜塔」の最寄り駅はこちらです。駅から斜塔までは徒歩で15~20分ほどかかります。

フィレンツェのからは約1時間45分。

途中、乗り換えが必要になります。

乗り換えの手間を考え、
僕らは「ピサ中央駅」
を利用しました

ちょっと豆知識 ~イタリアの鉄道事情~

イタリアには独自の鉄道パスがあり、それを使うと簡単に色々な都市を訪問することができます。

また、ユーレイルグローバルパスを利用するとヨーロッパ33ヵ国の鉄道を使うことができるようになります。

僕らはユーレイルグローバルパスを使いました!

【便利な鉄道パスに関する記事】
【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルグローバルパスってなに?ぶっちゃけお得なの?|金額から1等車と2等車の違いまで解説 (tonbohuuhu.jp)


【ヨーロッパ鉄道旅】ユーレイルパスの使い方|完全予約制って?どうやって予約とるの? – とんぼ夫婦 (tonbohuuhu.jp)

営業情報

営業日

●年中無休

※2023年5月現在の情報です。情報は変更になる可能性があります。

5月1日のメーデーも入場できました!

営業時間

●夏季 | 9:00~20:00
●冬季 | 9:00~18:00

チケット売り場は、30分前には閉まります。

※2023年5月現在の情報です。営業時間は変更になる可能性があります。

料金

●斜塔と大聖堂へ | €20

ドゥオモ広場内のどこの施設を利用するかで料金が異なります。斜塔と大聖堂以外の施設にも入りたい方は追加料金が必要です。

トイレ

ヨーロッパ旅行中は、なかなか公共トイレが見つからず苦労します。

その点、ピサのドゥオモ広場には公共トイレがあります。

場所は、ピサ大教会の裏側・チケット売り場近く。

利用する際に現金が必要になるので必ず€(ユーロ)を持ち歩くようにしましょう。

ヨーロッパ旅行中、トイレの場所を確認しておくのは重要駅にはあることが多いです。

チケット購入方法

チケット購入は、オンラインor窓口でおこなえます。

窓口(当日券)

当日券の購入は、ピサの斜塔近くの窓口で購入できます。

窓口でスタッフの方に自分が利用したい施設時間帯人数を伝えたらOKです。

支払いにはクレジットカードが使えました。

とても人気な観光スポットなので、当日券を購入しようと思っている人は朝早くに現地へ行くことをおすすめします。

僕らは11:00に到着しましたが一番早いチケットで14:45でした

公式サイトより

「ピサの斜塔 公式サイト」で検索し、「TICKETS」をクリックすると購入ページになります。

ただし、対応言語がイタリア語と英語なので、苦手な人は翻訳アプリなどを使う必要があります。

ツアー会社より

“公式サイトからイタリア語や英語で購入するのは不安”という方は、日本語対応のツアー会社のサイトからも購入可能です。

チケットの購入をツアー会社が仲介してくれるだけのプランもあるので、移動や食事などは自由で、自分の好きなように観光してまわることができます。

ヨーロッパ観光では
「Get Your Guide」がおすすめ

手荷物ロッカーの使い方

ピサの斜塔に登る際は、必ずスマホとカメラ以外の手荷物をロッカーに預けなくてはいけません

斜塔には、“ガリレオが物を落とす実験をした”という伝説も残っているので、マネすると危ないというのが理由かなと推測します。

場所

ロッカーは、チケット売り場の隣にあります。

塔に登る15分前には荷物を預け、塔の入口にできている列に並びましょう。

利用者が多いので、早すぎると預かってくれません

貴重品(財布、パスポート)

上記にも書いたように、スマホとカメラ以外の手荷物は預けなくてはいけません。

お金やパスポートなどの貴重品も一緒にロッカーに預けることになります。

パスポートとか盗られないかな💦

ロッカーは鍵付きで、入口にはスタッフが必ず立っています

ロッカールームにはスタッフと一緒にではないと、中に入ることが出来ません。

警備体制は万全なので安心して荷物を預けられます。

チケットは預けないくださいね(笑)

実際に登ってみた!

階段

ピサの斜塔は296段の階段を使って登っていきます。

階段を登っていく中でも、塔の傾きを体感することが出来ます。

体が勝手に塔の内側に行ったり外側に行ったりして楽しいです♪

階段もよく見てみると、内側がすり減っている段と外側がすり減っている段があります。登るときは転ばないように気を付けてくださいね。

最上階に着くと、大きな鐘があります。

“鐘の振動が塔の傾きに影響するかも”という理由で、現在はこの鐘が実際に鳴ることはありません。

それでも、鐘の姿から、とても長い時間このピサの町を見守ってきたことを感じることが出来ます。

最上階

最上階からはピサの町が一望できます。

ヨーロッパらしい、赤茶色の屋根の建物が広がっています。

この日は曇っていましたが、晴れた日であればもっと遠くまで見通すことが出来て気持ちがいいでしょう。

塔の中から

登るときには気づきませんでしたが、帰り際に入り口そばを塔の中から見てみると…

本当に傾いているのが分かりますね

フォトスポット

ピサの斜塔に登るまでの時間や、登った後の時間を利用して様々な写真撮影に挑戦してみましょう!

僕らのモットーは、
“人に迷惑を掛けない”です(笑)

「つつく」ポーズ

この写真の難易度は低め。塔が傾いている場所を選んで撮影しましょう。

ポイントは、カメラの高さ

低い位置から撮影すると、塔が芝生の上に立っているミニチュアのように見え、より良い写真になります。

「摘まむ」ポーズ

難易度は低く、どのアングルからでも撮影することが可能です。

ポイントは、できるだけ塔が傾いて見える場所を選ぶこと。

大聖堂と一緒に撮影することで、塔の傾き具合が伝わりやすいです。

「乗せる」ポーズ

これは、チケット売り場側の広場からの写真です。

ポイントは、手首の角度

手のひらの内側が見えてしまうと、乗っているように見えません。

広場の他の施設

ピサのドゥオモ広場の施設をご紹介します。

大聖堂(ドゥオーモ)

ピサの斜塔のチケットを購入すると、大聖堂へも入場することが出来ます。

大理石でできた大聖堂は1068年から50年の時間をかけて建設されました。

内部は外観以上に華やかで、見る者を圧倒します。

中に入るときは、帽子やサングラスを外すのがマナーになっています。

洗礼堂(バッティステロ)

こちらも人気の観光スポットです。

中には、体を水につける浸礼のための洗礼槽などがあります。

まとめ

ピサの斜塔については、Instagramの記事でもまとめています。

ぜひ参考にしてください。

※料金など一部古い情報になっています。訪問時は「ピサの斜塔 公式サイト」よりご確認ください。

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